こんな年明けがあっていいのか。
能登半島地震が元日の日本を祝賀ムードから一変させた。
少し前に釈迢空(折口信夫)の短歌に曲をつけて以降、いつか折口が晩年を過ごした羽咋を訪れたいと思っていたのだが、能登半島がまさかこんな事態に見舞われてしまうとは……。
津波の状況もいまだ詳細不明らしく、ましてや能登は本州の奥地であり、救援に駆けつけるのも大変なことである。道が1つ塞がれば交通は一気に麻痺するような場所で、前代未聞の規模の被害になっている。
そんな中でハクジュホール支配人である方のこちらのツイートは本当にありえない。
報道に対し。今回はマグニチュード7、6。東日本大震災はM9、0。今回の震災は大変ですが、高さ35メートル行ったM 9の東日本大震災の時と同じような報道をするのが信じられない。テレビ報道がおかしい。
— 原浩之 (@zNYo4Jy7AxSeyI1) 2024年1月4日
クラシックファンとしてはハクジュホールは好きなホールだったのだが、これは今後通わないことを考えなくてはいけないレベルの問題発言だと思う。そもそもマグニチュードで言えば阪神淡路大震災の7.3を上回っているし、健康サポートの会社の社長が津波の高さのみで比較して災害の規模を独断するなどありえない。
日本赤十字社の窓口で寄付をしようと思うが、災害が落ち着けばかならずや羽咋を訪れようと思う。
墓所など、折口信夫にゆかりのある場所をこちらで羽咋市が紹介している。